話は随分さかのぼる。
って、STUDIO LAUTのスタート時点に…
経緯はふせますが、スタジオに付いてるドアは家具屋さんに作ってもらった物。設計は僕がしたんだけど…
このドアの防音性能面での仕上がりが気に入らなくて、作り直してもらうはずだったのに、その注文家具製造業さんはつぶれてしまい、泣き寝入り…その後セルフで色々表面的な手直しをしてはみたものの根本的な問題の解決に至らず悶々としつつ過ごした時間は長かった。
某メジャーレーベルの社長が遊びに来た時このドアの話も出て、氏の「少し気をつければ良いだけ。たいした問題じゃないよ」と言う言葉に甘えてそのままにしてはきましたが、やはり「少し気をつけれない人」が居る仕事の時は胃が痛くなる…
ってな思いをしてる中、取引業者から防音ドアの中古品を手に入れた。
そうとなれば、いざとなったらこっちに付け替える前提で、今の出来損ないドアを壊す勢いの改造をする事に。
作業はシンプル。気密性を手に入れる上で邪魔になっている部分を剥がす!
まずはネジを隠してるモールを剥がす。
そしてネジを抜いていく。
ネジを抜いただけでは外れない… やはりがっつり接着されてて剥がしたい部分だけを無くすのは無理かな~?と思いつつも境目にマイナスドライバーを打込む!
打込む!
家具屋さん的には全面ボンドで接着できているおつもりだったようですが…
ボンドの利いている面積はきわめて少なく、意外に簡単に剥がす事ができたぁ~
社長も視察。
コントロールルーム側と廊下側の両方のドアの外側の構造を剥離成功。
剥がした50ミリ厚の構造物は粗大ゴミへ。
録音作業を間近に控えているので、仕上げは仮の塗装。
部品を外して、表面を整えます。
そして塗装。
気密性を上げる為のパッキンを追加して、ドアノブをつけて。
これ、録音の1時間前でした~
後日、さらにアップグレードしま~す。