20代前半にESPオーダーで作ったベース。
今のオーダーシステムとは違い、当時は窓口になる楽器屋さんの店員さんに口頭で希望を伝えて、お金払って出来てくるのを待つと言う。
出来あがった物が僕の希望通りだったかどうかはここでは触れないでおきますか。
このベースは沢山の事を教えてくれた楽器だね。随分色々いじくり回しながら、もう30年以上一緒に過ごしてる。
入手後に僕が何したか言うと、
◆元々はバックローテッドボディーのピックガード無しだったけど、ストラト使いギタリストっぽいイメージにしたくてピックガード追加。
◆元々ケーラー付きでのオーダーだったけど、ブリッジの仕込みの高さが気に入らなくて5mm落とし込み。
◆プレベピッチのナット弦溝をジャズベピッチに。(テリーネックのためナット幅が44mm)
◆ネックのグリップをやや“V”シェイプに。
◆指板を15フレット以上スキャロップ加工。
◆ヘッドのストリングガイド位置の変更
◆ピックアップの交換
…ぐらいかな?
12年前の写真を9枚ほど。
さて今回のメンテ。
ブリッジの音程可変範囲をもう少し大きくしたい目論見があって、その改造計画の為の構造チェックも兼ねている。
ブリッジを下ろして表裏を繁々と眺める。
多分もうパーツは手に入らないので、既存の物の流用で目的を手にしなければならないのだが、表面的に見えている「ケーラー感」は変えずにいたい。
あれこれ考える為の採寸。
とはいえ必要な情報は、さほど多くないのだが。
ブリッジを磨いて一旦元に戻す。
次は弦を張った状態での情報収集。