アナログミキサー@フラメンコ

仕事関連

アナログミキサーでしょ?

4月本番の仕事のリハーサル立会いで簡易PAを持ち込んだ。

省スペースと言う意味ではラック幅のO1V96iでも良いのだろうけど、本件は「アナログ」にこだわった。

フラメンコ。

僕は理想論的には全ての音楽物をアナログ卓でやりたいのだが、バンド物などはすでにアナログ卓では不可能な「都合」にバランスしてしまっているのが現実であるが…

フラメンコに戻ろう。気にするのはシンプルにレイテンシー。デジタルが超える事のできない都合。

基本的にタイトな空間で演ずることが多いフラメンコは演者のタイミング感性もシビアである。

本件でお手伝いするカンテの方との数年前の仕事で会場機材で実務をした時、その方は「今日は広いところでやってる感じがする」とおっしゃった。

僕は直感的に、「あ、デジタルのレイテンシー?」って思った。

他の仕事でもシビアな感性の人に「この遅れが気持ち悪い」と言われた経験があり、また僕自身自分のベースで使う前提で購入した96Kハシリの頃のデジタルエフェクターが気持ち悪くて使えなかった経験も実感として持っていて、僕もその違和感が理解できるのだ。

だから、この簡易PA持ち込みでもデジタル卓は持って来たくなかったのだ。

この日は構成の合わせが目的のリハーサルではあったが、それでも「魂のカンテ」が聴けた。カンテが放つ魂にバイレとギターが融合してフラメンコに仕上がっていく。

大好きなカンタオーラ。4月の本番が楽しみ。(Googleでカンタオーラで画像検索するとその方の写真が複数枚ヒットする←誰か言わんのかい!

清水 聖一 / Shimizu Seiichi

ベーシスト / PAエンジニア / レコーディング・ミキシングエンジニア / 第七ギョーザソムリエ / ソースカツソムリエ / 豚バラマスター
 
金沢が誇る「何屋さんなのかよくわからないひと」として、日々「秘密」な任務に携わっているが、実際何をしているのかわからない。
 
趣味はベースを購入すること、特技はベースを並べて鑑賞すること。

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THE 清水 聖一