遡って、JAZZ STREET Kanazawa 2019 ドラムのマイク編

仕事関連

最初の年から、ストリート会場の音響については、企画側からのプランとして簡易的なシステムでやってきてます。

一昨年は、キララ会場に企画サイドがブッキングしたプロが出演するからという理由でインプットやモニターの回線は普通のライブハウス並みに準備されていましたが、キララ前会場が基本的に出演者に提示しているのは、モニターはサイドのみ、マイク5本まで。エレピとベースの音はラインでもらってPAから出します、という物。

そんな制約の中で、デカシミ的には企画にこっそりドラム系にはマイクを準備するわけです。

「レギュレーションと言うのは、いかにその網をかいくぐる工夫をするか」などと独り言を言いながら。

(増やしただけ…全くかいくぐれてないですよ〜

とは言え、転換時間との兼ね合いがあるので、極限にシンプルで効率の良い手段を取るわけです。

それがこれ。

デカシミ式マイク2本でドラム全体をバランスよく取る作戦。

普通ならスネア用マイク的な位置のマイクは、スネア、ハイハット、ハイタム、クラッシュシンバルを収集。

通常ならフロアタム用に立てられてる辺りのマイクで、フロア、あればロータム、ライドの音を収集。

そしてその2本のカップリングでキックの音を拾い上げる。

もちろん、ドラマーのセッティングやプレイスタイルで入る音のバランスはずいぶん違うので、ドラマーが変わるたびに、位置は調整します。

でも、その意図がわからないと、ドラマーにしたら、「おいおい、スネアにちゃんとマイク向いてないぞ」って思うワケで、何人ものドラマーに「これ、ワザとですから」って説明していました。

この作戦は去年からやってます。

いろんなマイクも試して、今はゼンハイザーe604を使う事が多いですね。

清水 聖一 / Shimizu Seiichi

ベーシスト / PAエンジニア / レコーディング・ミキシングエンジニア / 第七ギョーザソムリエ / ソースカツソムリエ / 豚バラマスター
 
金沢が誇る「何屋さんなのかよくわからないひと」として、日々「秘密」な任務に携わっているが、実際何をしているのかわからない。
 
趣味はベースを購入すること、特技はベースを並べて鑑賞すること。

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THE 清水 聖一